電気グルーヴ
マスコミ、特にTVの報道姿勢に物申したい
ピエール瀧のコカイン騒動で、相方の石野卓球の一挙手一投足にまで注目が集まってますなあ。
ピエール瀧のここ近年の人気ぶりはすごいもんね。
そこにきてコカインで逮捕になったら、てのひら返しで総叩きだもんね。
とくにテレビを中心としたマスコミの連中からの扱いがひどい。
まあ、見ていられない。チャンネルを変えるもん。
あれだよね、テレビドラマ「リーガルハイ」の名台詞を思い出すよ。
“本当の悪魔とは、巨大に膨れ上がったときの民意だよ。自分を善人だと信じて疑わず、薄汚い野良犬がドブにおちると一斉に集まって袋叩きにしてしまう。そんな善良な市民たちだ”
まあ、ホント、コメンテーターの連中が偽善者ヅラしてね。
「お前が言うの?へえ?」って笑っちゃった。アノ人とか、アノ人とかね。
で、卓球のコメントなんかもあげ足とられて、なんなら、瀧よりもひどいこと言われてたよね。
それに対する卓球のマスコミを小馬鹿にしたユーモアセンスっていいよね。溜飲が下がるっていうか。
まあ、マスコミって何様なんだろね?「巨大に膨れ上がった民意」って言葉ぴったり。
そもそもロックやってるやつらを「飼いならしてる」って思いこんでるフシがあるよね。大金出してテレビに出してやってるって。大きな勘違い。
飼いならしてるつもりのペットがちょっと暴れたら、袋叩き。
あんたらのやってることも十分、人として恥ずべきことだぜ?
悪いことを糾弾・問題提起するのも役目なんだろうけどさ、人をいじめるのもたいがいにしとけよ?ってね。
ところで、ピエール瀧の逸話を思い出したんだわ。記憶ぼんやりだけど。
大槻ケンヂが著書の中で瀧との青春時代を回想するんだけど、いい話でね。
自分の将来について不安に感じているオーケンが、ドラえもんかなんかの格好のステージ衣装を着てた瀧に
「お前、将来どうするんだ」って聞くんだよね。すると、
瀧が「俺か?俺はずっとこのままなんだよ」って返すんだわ。
で、その後、青春時代にドラえもんの格好でステージに出てたやつが、おっさんになってもケンタウロスの格好でステージに出てて、20年近く経っても全く変わっていない瀧にオーケンが感心するっていう。
コカインは確かに悪いことだ。
なぜなら人間を徹底的に堕落荒廃させ立ち直ることも難しくさせるからだ。それが横行する社会は闇だ。
人としての進化はなくなり、怠惰と薬への渇望が蔓延して、犯罪のはびこる世の中になることは明白だ。
だからその法を犯した者が捕らえられ、罪を償うのは当然だろう。
「俺か?俺はずっとこのままなんだよ」
俺たちファンも、ずっと変わらない瀧や卓球が好きだ。
犯罪からは足を洗ってほしいが、他は今までと変わらない彼らであってほしい。
唯一の救いは、卓球が瀧を一言も責める発言をしていないことだ。
この事件を機に、彼らの関係性を再確認した俺たちはある意味安心した。
・・・ところでさ?やっぱりマスコミの連中って、瀧とか卓球がヒット曲を出せば、槇原敬之の時みたいに持ち上げるんだろし、永眠しましたなんてことがあれば、内田裕也の時みたいに白々しいきれいな音楽とナレーションで追悼するんだろうね。
巨大な民意なのか?ホント、コロコロ都合よく変わるよねえ?
俺か?俺はずっとこのままなんだよ。なんて(笑)。
マイフェイバリットナンバー
「BOLCANIC DRUMBEATS」:フロアをダンス地獄に叩き落すドラムンベースナンバー。
「N.O」:ファン人気ナンバーワンとも言われる初期の曲。
「シャングリラ」:電気グルーヴで最も有名な曲。
「JOE」豊富なサンプリングによる仕掛けが笑える名曲。センス抜群。
「ザ・ケトルマン」♪ハゲてるからってカツラはねえじゃん 一生そのままハゲてりゃいいじゃん 電気グルーヴの真骨頂。